長い時間、機嫌よく、静かに過ごすことができる
小さなお子さんの様子を目にすることが多くあります。
以前、クラシックのコンサートを聴きに行ったとき、
前の席に生後7~8ヶ月かと思われるお子さんが
お父さんに抱っこしてもらっていました。
休憩を含め、1時間半くらいのコンサートでしたが、
そのお子さんは、ずっと穏やかな様子で、
たった1度だけ、「あ~」と声を出しただけでした。
以前開催したコンサートに来ていただいた方の中にも、
5歳以下のお子さんを連れて来た方々がいらっしゃいましたが、
途中で気になることは全くなく、
「最後まで聴くことができて、よい経験をさせていただきました」
といった感想をいただいて、うれしく思いました。
「きらコン」でも、生後数ヶ月のお子さんが、
最後まで静かに過ごすことができたことがあります。
子どもたちは、感覚がとても鋭いので、
親の気持ちを感じ取っているようです。
だから、大好きなお母さんが必要としているということを感じ取ると、
それをサポートしようとするのだと思います。
そして、居心地のよい空間であれば、
大人が思う以上に、穏やかな様子で過ごすことができます。
反対に、居心地のよくない空間であったり、
人のエゴを感じ取ったりすると、
そういったネガティブなことも敏感に感じ取りますから、
訳もなく(と大人には思えます)ぐずるということがあります。
お母さんが子どもがぐずるのではないかと不安になっていると、
その気持ちが伝わって、子どもも不安になってしまうこともあります。
もちろん、子どもたちに教えてあげるべきことはたくさんあります。
でも、大人が子どもたちから学ぶべきこともたくさんあると思います。
子どもたちはもともと、天真爛漫で、とても賢く、優しい心をもっています。
でも、大人の気持ちを察して、
天使が、翼をぎゅうっと折りたたんでいるかのように
自分らしさをぐーっと押さえ込んでしまうこともあります。
そんな姿のまま大人になったとしたら・・・
子どもたちには、本来もっている力を思う存分発揮して、
自分らしく輝くいてほしい・・・
そんな願いとともに活動しています。