赤ちゃんが、何でも口に入れてなめる時期があります。
この「なめる」ことは、発達する上で大きな役割を担っているようです。
「口を使う」ということは、脳を活性化し、発達を促進するそうです。
そして、
私たちが、物を見た時に、
実際に触ってみなくても、どのような物なのかを想像することができるのは、
赤ちゃんの頃の、いろいろな物をなめた経験がもとになっているとのことです。
ということは、
なめ回しの経験が充分でない場合、
どのような物なのか認識できない物がたくさんある中で生活することになります。
これは、本人にとっては、多くの困難が伴うことでしょうし、
他の人たちが驚くような行動をとることがあっても、不思議ではありません。
また、
適度に雑菌に触れることは、免疫力を高めることにもつながるそうです。
体の中に雑菌が入ると、抗体がつくられ、
体を守ることになるとのこと。
もちろん、だからといって、
わざと不衛生なところや汚いところをなめさせるのはよくありませんし、
危険な物、飲み込んではいけない物を口に入れることがないよう、
気をつける必要はあります。
安全な状態であるのであれば、
普段の生活環境の中で、なめ回しをさせてあげることは、
発達を促し、体を丈夫にすることにつながります。
大人からしたら、意味のないことのように思えることであったり、
やめさせた方が良いのではないかと思うことであっても、
赤ちゃんをはじめ、幼い子どもたちが繰り返し行うことというのは、
発達に関わる重要な意味があることばかりです。
ですから、
発達のために、必要なんだな~と、
あまり神経質にならずに、見守ってあげることが大切だと思います。
発達するチャンスを逃してしまっては、もったいないですから。。。。