先日、田原市立泉中学校で講演をさせていただきました。
その時、感想を言ってくださった生徒さんたちがいらっしゃいました。
話をよく聴き、自分のことに置きかえて考え、
いろいろなことを感じてくれたことが伝わってきて、とても嬉しく思いました。
そして、とても分かりやすくまとめて言うことができることに感心しました。
他の人たちがいるところで、自分の考えや気持ちをオープンに話すというのは、
自己肯定感が低くてはできませんし、
いろいろなことを思ったり、感じたりしても、
それを言葉にしてまとめるというのは、難しいものです。
また、その場の雰囲気が、
「何を言っても、受け入れてもらえる」という温かなものでないと、
他の人がどう思うかが気になって、
なかなか自分の心の内をオープンにすることはできませんので、
学校全体が、明るく温かい雰囲気だということがよく伝わってきました。
他の生徒さんたちも、言葉にはしなくても、
それぞれに様々なことを考えたり、感じたりしてくれた様子でしたので、
とても嬉しかったです。
私は、合計で9年間、教員として中学校に勤務したことがあります。
中学生の頃というのは、他の人の目がとても気になったりして、
ひとりで悩みがちです。
成長の過程で、いろいろな体験をする時期ですので、
「問題」と言われることも、多々起きたりします。
でも、とっても純粋で、健気で、パワフルです。
小学生とは異なる「良さ」があります。
今回、講演をさせていただいて、
中学校へ勤務していた時の楽しかったことをたくさん思い出しました。
そして、「中学生って、いいな」と改めて思いました。
講演でも、お話ししましたが・・・
できないことや、「失敗」と思うようなことがあっても、
自分を責めたり、自分はダメだと思ったりする必要はありません。
すべては、自分がやろうとしていること、目指すことがあって、
その途中で起きていることだと思って、
軽やかに、たくさんの体験をしていって欲しいと思います。
他の人と比べて、自分には足りないと思うことも、
後になってみれば、それは自分には必要のないこと、
あるいは、その足りないと思うことこそが、
自分の「才能」を発揮することにつながることであったりします。
だから、
他の人とも、自分とも闘わず、世界にただ一人の自分を大好きでいてほしい…
「失敗」はないのだから、軽やかにやりたいことを楽しんでほしい…
と思います。
まずは、大人である私たちが、そういう姿を見せてあげられたらいいな
と思っています。。。。