「あの人のせいで…」
「あの人が言ったから…」
などと、他の人のせいで今の状況があると考えてしまう。
私もそうでしたから、気持ちはとてもよくわかります。
でも、今起きていることの責任は、すべて自分にあります。
「そうは言っても、この場合は、どう考えてもあの人が良くないですよね…」
「他の人たちも、あの人が悪いって言ってるんです」
「あの人に、少しは変わってもらわないと…」
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こんなふうに思いたくなる気持ちも、よくわかります。
でも、他の人を変えようとすると、ますます苦しくなります。
他の人を変えることは不可能だからです。
できないことを頑張ってしようとしても、苦しいだけですから。
必要なのは、
今起きていることの責任は自分にあるのだと受け容れること。
相手に反応しているのは、自分自身なのです。
そして、
様々な人がいて、様々な考え方や視点があることを受け容れること。
人は、多様性を体験するために生きているのですから、みんな異なっていて当たり前。
地球には、約70億の人がいると言われています。
それぞれに異なる70億の人がいるということは、考え方や視点も70億通りあるということ。
想像もつかない数…70億通りの考え方や行動があるのだから、
「何でもあり」という感じでしょう。
今起きていることの責任がすべて自分にあること
様々な人がいて、様々な考え方や視点があるということ
これらを受け容れると、楽になります。
自分が自由になりたいのであれば、
まずは、他の人を自由にしてあげることが必要です。
誰かを「許せない」と感じている時、
自分自身のことも「許せない」状態になっています。
「こういう自分はだめ」
「こんな自分になったらだめ」
「こんな状況にはなりたくない」
などと思えば思うほど、それが“実現”する方向へエネルギーが流れ、
嫌だと思っている状況が現実のものとなります。
「どんなことがあっても大丈夫」
「何があっても、私は私」
と、すべてを受け容れようとすることで、不安に思っていることが実現しなくなっていきます。