「涙そうそう」は、森山良子さんが、
沖縄の石垣島出身のバンドBEGINに依頼して作曲された曲で、
森山良子さんのもとへ送られてきたテープには、
「涙そうそう」というタイトルのみが書かれていたそうです。
「涙そうそう」が、沖縄の言葉で、「涙がとめどなく溢れる」という意味だと知った森山良子さんは、
それまで心の中に封印してきた、
若くしてこの世を去ったお兄さんへの想いを一気に歌詞として書き上げ、
この歌が出来上がったとのことです。
年子で、どんなことも打ち明けることができる存在だったお兄さんを、
22歳の時に突然失い、その悲しみは癒えることがことがなかった・・・
30年近くの時を経て、かけがえのないお兄さんへの想いを歌詞にし、
自分でこの曲を歌うことで、悲しみが和らいだそうです。
さらに、コンサートでこの曲を歌うと、聴く人の中にも涙をぬぐう方たちがいたことから、
悲しみは分かち合えるということが分かったそうです。
誰もが、この世を去る時がきます。
不安や恐怖に包まれたり、
この世を去った人のことを心配したりします。
大切な人との別れによって、深い悲しみの中に閉ざされてしまいます。
当然のことだと思います。
ですが・・・
私が感じる亡くなられた方たちは、
誰もが、まばゆいばかりの美しい光の中にいて、
とても穏やかで幸せそうな笑顔です。
そして、愛にあふれています。
“愛そのもの”という言葉が、ぴったりなように思います。
残された人たちは、
もっとこうしてあげればよかった…
あの時、あんなひどいことを言わなければよかった…
などと、自分を責めたりすることが多いです。
でも、亡くなった方たちは、すべてを分かった上で、
家族として生きることができてよかった、
一緒に過ごすことができてよかった・・・
と思っています。
愛と感謝の想いがあふれています。
決して、自分のために罪悪感を持つことを望んでいません。
自分らしく幸せに生きて欲しい、
生きる役割や目的を果たして欲しいと願っていることが強く伝わってきます。
そして、姿は見えなくても、強力にサポートしてくれています。。。。
◆コンサートで、お箏の弾き語りをしました◆