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イタリア ルーゴ 

イタリアルーゴ

 

昨年末に

昨年のイタリア旅行の時のことをもう少しアップしようと思っていたのですが、

できませんでした。

 

昨年のことではありますが、

心に残っていることを書いておきたいと思います。 

 

* * * * * * * * *

ルーゴ(Lugo)という街へ行きました。

 

街の中心地の広場には、高くそびえるモニュメントがあり、

跳ね馬のマークが彫られていました。

 

側に銅像があり、下には“BARACCA”の文字が。

 

ルーゴの英雄、フランチェスコ・バラッカのことだそうです。

 

バラッカ像
イタリアルーゴ広場

私たちが到着した時、広場には

ポルシェが大集合していました。


 

ルーゴは、フランチェスコ・バラッカの故郷ということでした。

 

フランチェスコ・バラッカは、「撃墜王」と呼ばれた、

イタリアではとても有名なヒーローで

第一次世界大戦時のイタリア空軍のエースパイロットだそうです。

 

撃墜した敵機は34機に上り、

第一次世界大戦におけるイタリア軍パイロットではトップだったとか。

 

そのフランチェスコ・バラッカが操縦していた

複葉機(主翼が2枚以上ある飛行機)には、

白を背景に黒色の跳ね馬が描かれていたそうです。

 

エース中のエースであったフランチェスコ・バラッカも、

1918年6月19日に戦死、

エースパイロットであった彼の遺体は国に戻り、

葬儀は国葬として執り行われたとのことでした。

 

そして、彼の「跳ね馬」は、

後に母親からエンツォ・フェラーリに遺贈され、

フェラーリの紋章になったといわれているそうです。

 

エンツォ・フェラーリが勝利したレースに

フランチェスコの父親であるエンリコ・バラッカ伯爵が立ち会っていて、

フェラーリと対面し、

 

後に、母親であるパオリーナ伯爵夫人にも紹介され、

伯爵夫人から 

「息子の跳ね馬をあなたの車につけてください。

この跳ね馬は、あなたに幸運をもたらすでしょう」

と言われたとのことです。 

 

 

 

 

 

本当にありがたいことに、

市長さんが、博物館を案内しながら

いろいろと説明してくださいました。

 

 

 

 

フランチェスコ・バラッカ博物館

次に訪れたのは、市庁舎です。 

 

何と・・・お城が市庁舎になっていました。

 

ルーゴ市庁舎
ルーゴ市庁舎

イタリアルーゴ市庁舎
イタリアルーゴ市庁舎

ルーゴ市庁舎から

市庁舎の窓からの景色

ルーゴ町並み

静かで美しい街並み

lugo教会パイプオルガン

教会のパイプオルガン 美しい…

訪問した日の夜、ワイン祭りが開催されていました。

ワイン祭りパレード
ルーゴのワイン祭

ルーゴのワイン祭
ルーゴのワイン祭

ワイン祭りでは、

「日本人が来ているらしいよ…」

という声がいろいろなところで聞かれ、
私たちに注目していることを感じることが何度もありましたし、

よほど珍しいのか、

子どもがぽかりと口を開けて私たちを見ていることも何度かあり、

日本人のイメージが悪くなってはいけないと、

 思わず、気を引き締めなくては…と思うこともありました。

 

でも、とても好意的で温かい雰囲気だったので、

たくさんの方と挨拶を交わしたり、お話をしたりして、

とても楽しいひとときを過ごすことができました。

 

 

ルーゴは歴史を感じる美しく素敵な街でしたし、

素敵な方とたくさん出逢うことができました。

 

温かかったルーゴの方たちとの思い出を、

今でもはっきりと思い出すことができます。 

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