「先生!あ、もう先生ではないんですよね…」と声のする方を見ると、
以前小学校で担任した子のお母さんのKさんでした。
以前、コンサートのポスターを見てくださったようで、
「凄いですね」
と言ってくださったので、
「好きなことを、好きなようにしているだけなんですよ」
と言うと、
「好きなことをする、というのがなかなか…。さすがです」と・・・。
お子さんが、やりたいことがあったのだけれど、一般企業に就職をしたそうで…。
そのお子さんのことだから、夢を叶えようとすごく頑張っていたのだろうな、
親として、子どもの夢が叶うことをずっと応援してこられたのだろうな、
夢を諦めようとするお子さんを見るのは、切ないだろうな、
などと想像しました。
Kさんは、私のポスターの写メを娘さんと息子さんに送ってくださったそうです。
教員を25年もした後で、そして、畑に囲まれた田舎で、
コンサート活動を始めたとき、
たくさんの方に驚かれました。
「好き勝手なことができて、いいね」という方もいらっしゃいました。
まだ教員をしていた頃、
あるスピリチュアルなお仕事をしている方には、
「今から歌を歌うって、常識として考えられないでしょ。教師があなたの天職です」
と言われました。
確かに、自分でも、天職かなと思っていたことはあるんです。
でも、ある頃から、「そろそろ卒業」という気持ちが強くなって…。
歌いたくて、歌いたくて…。
そんな状況の時に出会い、
他の人とは異なる視点でのアドバイスがもらえるかと期待していたので、
スピリチュアルな人も、この世の常識で物事を判断するのか…
とがっかりしたのを覚えています。
でも、今、その「常識として考えられない」ことを、私はしています。
すべての答えは自分の中にあり、
すべては自分次第だと、
今なら分かります。
自分の好きなことをしていれば、
心穏やかに、楽しく生きることができます。
「好きなことをしているだけでは、生活していけない」
というような思い込みをはずし、
好きなことをしながら楽しく生きる人が増えれば、
世の中が変わると思います。
Kさんとお話しできて、とても励みになりました。
私は、自分の活動を通して、
好きなことは、「いつでも」「どこにいても」始められる
ということを発信していきたいとも思っているということをお伝えしました。
Kさんの
「娘も、これから先も好きなことをしていくかも…」
と娘さんを想う姿に、深い愛情を感じました。
私の生きる姿が、他の方の心に希望の光を届けることがあるのなら、
とても嬉しいです。。。。