子どもは、
親に認められたい、ほめられたい、愛されたいと思っています。
この思いが満たされると、
子どもは、親に対して信頼を寄せるようになり、
親の思いを素直に受け取り、
自分をコントロールすることもできるようになっていきます。
子どもが生まれた時は、
それだけでとても嬉しかったのに、
子どもがだんだん大きくなって、
自我が芽生えると、
自分の言う通りにしないからということで、
子どもをマイナスに見てしまいがちになります。
そして、
「ダメ」
「いけません」
などの言葉をたくさん言うようになります。
すると、子どもは、
じっと座っていることができなくなったり、
物を投げ散らかしたり、
「いけない」ということをやめなかったり、
「やりなさい」ということを投げ出したり・・・。
そうなると、
親としては、
「この状態ではいけない…」と思い、
ますます
「ダメ」
「いけません」
「・・・しなさい」
といった言葉ばかり言うようになってしまいます。
子どもは、成長して変わっていきます。
自分なりの考えを持つようになることは、
成長ですから、喜ばしいことです。
でも、それを「勝手な行動」をとるようになったと思い、
許すことができないことが多いです。
子どもに限らず、
人は、自分を否定する人に信頼を寄せることはありません。
そして、
自分の思い通りになる人など、この世に存在しません。
誰にも、それぞれの思いがあります。
子どもを“一人前の人”と考えて接することが
楽で楽しい子育てに繋がっていきます。